

角谷直紀弁護士
プロフィール詳細
色々と情報が錯綜しており、就職先を選択する際には、大変迷いました。そこで、結局は入ってみないと分からないという結論に達し、サイコロを振るような感じで長島・大野・常松法律事務所に決めましたが、いくつかのポイントはありました。
まず、私は、理工系出身ということもあり、当初は、知的財産を専門的に扱っている事務所への就職も考えていました。しかし、法律家としてより幅広い知識や経験を得たかったことや、実際の仕事を行う前から専門分野を絞ることに抵抗があったことから、知的財産に強くかつ様々な分野の仕事を行っている事務所に行きたいとの希望を持つようになりました。この点、長島・大野・常松法律事務所は、知的財産プラクティスグループを有しており、専門的に知的財産の仕事が行えること、また、大規模な法律事務所として様々な分野の仕事を行っており、幅広い経験を積むことができる可能性があることから、私の希望に合うのではないかと思いました。
また、大規模な法律事務所に入っても、その中で特定の人と特定の仕事しかできないということになると、結局は先に述べた希望からずれることになってしまうので、多くの先輩と多くの種類の仕事をする環境が整備されているかという点は、かなり重視し、色々先輩弁護士から話を聞きました。その中で、様々な分野を扱っているパートナーとアソシエイトで構成されている育成グループが存在することにより、各アソシエイトが、多くのパートナーと幅広い分野の仕事を行える環境が客観的な制度として確立されていることも、長島・大野・常松法律事務所を就職先として選ぶ大きな要因となりました。
大きく変わった点は、案件への関与の度合いが想像以上に深かったことです。入所前は、入ってから2年から3年は、歯車のように淡々と働くのかなと思っていたのですが、1ヶ月の研修を終えた後、半年後くらいからは、重要な契約書の作成を行ったり、重要な案件の方針についての意見を求められたりすることはもちろんのこと、一人で地方に出張し交渉してくるなどの創造力と責任感が求められる場面が毎日のようにあり、2年目、3年目となるにつれ、自分で方針を決めて案件を進めることも増えてきて、ルーティンワークを日々こなすという経験は皆無といえます。
入所してからは、知的財産プラクティスグループに所属し、多数の国内及び国外の知的財産に係る紛争に携わっています。また、M&A等の大きな取引の中における知的財産の問題を、取引全体との整合性を考えながら検討する場面も多々あり、このような、大きな視点から専門的な分野を検討するという経験は、なかなか得難いものではないかと思っています。また、その他にも、エンタテインメントに関連する交渉や取引、不動産の流動化、国際金融、国外での訴訟及びM&A等の様々な種類の案件に関与しています。
そうですね。知的財産に関連する案件は、実際、非常にエキサイティングで、入所以来、継続的に関与していますが、他の分野に属する案件も、それぞれ特徴があり、どれも大変興味深いので、量は時期によって異なりますが、やはり継続的に関与しています。他の分野に属する案件は、就職先としてこの事務所を選んでいなければ一生経験できなかった可能性もあることから、事務所選びというのは、とても大事だったなと思いながら日々過ごしています。
育成グループ制度及びプラクティスグループ制度により、アソシエイトは様々な仕事を、色々なパートナーと一緒に行うことができますので、仕事の分野や幅を広げていく機会には、本当に恵まれていると思います。ただ、最初にある分野に特化して、そこから仕事の分野や幅を広げていくか、最初から幅広く色々な仕事をするか等については、各アソシエイトによって考え方が違い、また経験を積んでいくことにより考え方が変わることもあるので、仕事の分野や幅は、同期を見ても各人の希望によって異なっています。いずれにしても、各アソシエイトが、それぞれの理想の将来像を実現できる環境が整備されていると思います。
1年目の弁護士は仕事の基本的な事項を学ぶため、パートナーと同室になりますが、2年目以降は全員個室となります。個室は言うまでもなく快適です。もっとも、個室とは言っても執務室のドアは勤務時間中は常に開かれており、他の弁護士が来たときのための椅子も用意されていますので、先輩、後輩、パートナー、アソシエイトの垣根無しに、各部屋を行き来し、案件の進め方等について打合せをしていますし、打合せの結果、迅速な対応が必要な時には、その場でスピーカーホンでクライアントに電話をかけ、緊急の電話会議をすることもあります。このような迅速な対応は個室だからこそできるのではないかと思います。さらに、各フロアには大人数での打合せができる打合せ室も備えられており、フロアは常に活気に満ちあふれています。
個人的には、2年目のアソシエイトから、多大なスペースを要する個室を例外なく提供していることは、事務所が若手の弁護士を含め、個々人を一人の弁護士として尊重していることの現れではないかと思っています。
弁護士になって丸4年が過ぎましたが、多くの弁護士と多くの案件に関与できたことが、一番の財産となっていると思っています。特に、先輩弁護士から学ぶことは、仕事面、生活面を含め、限りないほどありますし、効率性の観点からも非常に有用です。
先に述べましたように、私自身、自らの進路を決定する際には色々と迷いましたが、もし同じような悩みを抱えている方がいるのであれば、弁護士としてのスタートを切るにあたり、一人でも多くの人と深く付き合える環境に身を置かれることをお勧めします。