目次
巻頭言
牧野利秋先生の傘寿を言祝いで
賢人の傘寿をお祝いして
第1章 総論
知的財産高等裁判所の創設及びその果たす役割について
経済的視点からみた特許判例
主張責任と立証責任の関係に関する若干の考察―知的財産法を例にして
第2章 特許
1 侵害論
具体的態様の明示義務―特許法104条の2を中心に
特許権侵害訴訟における対象物件の特定についての一提案
複数者が特許侵害に事実上関与している場合の侵害主体の認定
複数主体が介在する特許権侵害法理を巡る新たな方向性について
「譲渡等の申出」と属地主義の原則
「実施」概念の検討を通してみる「譲渡の申出」概念の意義
統一的クレーム解釈論
クレーム及び明細書における用語の意味
燻し瓦製法特許事件(最高裁判所判決を中心に)
プロダクト・バイ・プロセス・クレームの要旨認定とクレーム解釈についての考査
プロダクト・バイ・プロセス・クレームの技術的範囲と発明の要旨
特許法101条4号の「その方法の使用にのみ用いる物」について
擬制侵害(特許法101条2号及び5号)に係る課題と検討
過失要件に関係する日米比較
特許の分野における公権力の判断とそれに従った当事者の法的地位
特許無効の法的性質―発明権概念からの再論
補正の新規事項追加への該当性
審判請求時の補正とその却下の決定について
冒認出願と実務上の若干の課題
2 職務発明
職務発明制度に関する基礎的考察
職務発明たる「外国の特許を受ける権利」承継対価の準拠法
3 審決取消訴訟
特許に関する審決取消訴訟における新たな公知技術主張の可否
審決取消訴訟の判決スタイルと進歩性判断
審決取消訴訟の手続構造と運営について
4 外国に関係する問題
中国における特許侵害訴訟の防御
日米欧における医療関連発明の特許保護の動向
化学・バイオ・医薬分野のクレームの解釈
知的財産権侵害に対する利得返還請求権の基礎的研究
5 ライセンス
当然対抗の実務的観点からの諸問題
当然対抗制度の特許権の通常実施権への導入と今後に残された問題について
第3章 実用新案
実用新案制度再考
第4章 種苗法
品種登録簿上の特性と育成者権の範囲
第5章 商標
商標権の効力が及ばない範囲(競業者による自由使用の観点から)
商標法において権利濫用とされた裁判例の再構築(試論)
商標パロディ
第6章 不正競争防止法
不正競争防止法の守備範囲
不正競争防止法と産業財産権法の交錯領域に関する若干の検討
不正競争防止法による顧客吸引力保護の限界―死者のパブリシティ権の保護を事例として
第7章 著作権
著名人の肖像と私的領域
複合的な性格を持つ著作物について
著作権法14条に関する著作権の認定をめぐる一考察
著作権の間接侵害に関する立法の要否について
Millar v. Taylor(1769)判決におけるイエイツ判事の少数意見
「歪曲された『著作者の人格像』の伝達からの保護」と人格権
地図の著作物の創作性についての一考察
自動公衆送信・送信可能化概念とまねきTV事件最高裁判決
第8章 パブリシティ
「ピンク・レディdeダイエット」パブリシティ権保護の成否
第9章 ドメイン名
gTLD「開放」に伴い生じる問題について
第10章 能力担保研修
牧野利秋先生と能力担保研修の準備をご一緒して
あとがき
牧野利秋先生の傘寿記念論文集の発刊を祝して
牧野利秋先生略歴・主要著作目録
(2024年9月)
中所昌司
(2024年10月)
加藤志郎、嶋岡千尋(共著)
(2024年9月)
山内貴博
(2024年9月)
東崎賢治
(2024年9月)
中所昌司
(2024年10月)
加藤志郎、嶋岡千尋(共著)
(2024年9月)
東崎賢治
(2024年8月)
殿村桂司、カオ小池ミンティ、灘本宥也、山本安珠(共著)