
福井信雄 Nobuo Fukui
パートナー/オフィス代表
シンガポール
NO&T Asia Legal Update アジア最新法律情報
2024年7月、東南アジアの配車サービス最大手のグラブ・ホールディングス(以下、「Grab」という。)が、シンガポール内で3番目の規模を有するタクシー会社であるトランスキャブ・ホールディングス(以下、「Trans-cab」という。)の買収(以下、「本件買収」という。)を取り止めたことが報じられた。Grabは、本件買収を2023年7月に公表していたものの、本件買収がシンガポール競争法に抵触する疑いがあるとして、シンガポール競争当局(Competition and Consumer Commission of Singapore、以下「CCCS」という。)からの仮決定を受けた2週間後、本件買収を白紙に戻した。Grabは、2018年3月に行ったウーバー・テクノロジーズ(以下、「Uber」という。)の買収(以下、「別件買収」という。)の際にもシンガポール競争法への抵触を指摘されて制裁金が課され、将来的な取引に関しても一部制限がなされていた。
本稿では、Grabによる2件の買収取引を題材に、買収に伴うシンガポール競争法上の企業結合規制について概説する。
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商事法務 (2025年4月)
長島・大野・常松法律事務所 農林水産・食品プラクティスチーム(編)、笠原康弘、宮城栄司、宮下優一、渡邉啓久、鳥巣正憲、岡竜司、伊藤伸明、近藤亮作、羽鳥貴広、田澤拓海、松田悠、灘本宥也、三浦雅哉、水野奨健(共編著)、福原あゆみ(執筆協力)
伊藤伸明、小山遥暉(共著)
(2025年2月)
大久保涼(コメント)
伊藤伸明、小山遥暉(共著)
(2025年2月)
大久保涼(コメント)
大久保涼、佐藤恭平(共著)
(2025年1月)
箕輪俊介、ヨティン・インタラプラソン、ポンパーン・カターイクワン、ノパラック・ヤンエーム、プンニーサー・ソーンチャンワット、サリン・コンパックパイサーン(共著)
(2024年12月)
田中亮平、一色毅、伊藤伸明、小山遥暉(共著)
(2025年4月)
関口朋宏(共著)
殿村桂司、松﨑由晃(共著)
大久保涼、伊佐次亮介、小山田柚香(共著)
服部薫、塚本宏達、近藤亮作(共著)
酒井嘉彦
(2025年4月)
梶原啓
(2025年3月)
金田聡
(2025年3月)
石原和史
酒井嘉彦
(2025年4月)
梶原啓
(2025年3月)
金田聡
(2025年3月)
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