
清水美彩惠 Misae Shimizu
パートナー
東京
Legal Seminar
近時、消費者の権利意識の高まりや情報化社会の進展等を背景として、いわゆる「カスタマーハラスメント(カスハラ)」と呼ばれる、顧客や取引先からの暴力や悪質なクレーム等の著しい迷惑行為(以下「カスハラ」といいます。)が社会的な問題となっています。これを受け、東京都が全国初のカスハラ防止条例の制定に向けた具体的検討を行っており、また、厚生労働省がカスハラ対策を企業に義務付ける方向の法改正に向けた検討を開始したことも明らかになっています。
カスハラについて現状法規制はありませんが、適切なカスハラ対策を講じない場合には、従業員のメンタルヘルスの不調、人材の流出、安全配慮義務違反による法的責任の発生等、通常業務への支障等、様々なリスクを負うことになりますので、企業として、適切なカスハラ対策を講じることは重要です。
本セミナーでは、これからカスハラ対策について取組をはじめようとされている企業のご担当者に向けて、ショートセミナーシリーズとして、3回に分けて、カスハラに対する法規制の現状、カスハラの定義や判断基準、カスハラ対策の重要なポイントなどを解説いたします。
カスハラは、企業内ハラスメントとは異なり、企業の指揮命令権が及ばない顧客や取引先などの第三者との関係で問題となるものであるため、その対策を講じるに当たっては企業内ハラスメント対応とは異なる配慮・対策も必要となってきます。第3回では、カスハラに対する事前準備、カスハラ発生時の対応のポイント、カスハラの行為類型別対応策について解説いたします。(所要時間:約35分)
なお、本セミナー動画は2024年6月27日に収録したものです。
1. カスハラに対する事前準備のポイントの解説
2. カスハラ発生時の対応のポイントの解説
3. カスハラの行為類型別対応策の解説
ニュースレター
「企業に求められるカスハラ対策―厚生労働省によるカスハラ対策企業マニュアルの策定、精神障害の労災認定基準の改定を受けて―」(2024年4月)
「【2025年4月施行】東京都カスタマー・ハラスメント防止条例の概要」(2025年2月)
カスタマーハラスメント対応力強化セミナー
第1回「カスハラに対する法規制の状況や行政の動向」
第2回「カスハラの基礎知識 ~カスハラの定義と判断基準~」
Technology & Innovationセミナー
西村修一、斉藤元樹、真野光平、小松諒
オンライン(ライブ配信)
第17390回 JPI特別セミナー
宮城栄司、渡邉啓久
JPIカンファレンススクエア(オンラインライブ受講、後日動画視聴も可)
小林努
グリンヒルビル及びオンライン(後日動画視聴も可)